バンコク、ドバイ、鬱

ずっと溜めてたことを書きます。まさか自分が鬱病になるなんて。

2014-09-24から1日間の記事一覧

不純性行為

大検予備校の朝は9時から始まる。普通の高校生活と変わらない。違うのは自分で授業を選択し、授業を受け、夏にやってくる大検の試験に自らを投じないといけないことだ。行く行かないは本人に任されている。僕は最初の授業に出ただけで、後はひたすらタバコと…

馬鹿は馬鹿

当時まだアルバイト雑誌が電話帳の半分くらいの厚さがあり、簡単に金は手に入った。フリーターなんて言葉がとうじょうしたのも多分この頃だ。 大検の予備校には色んな生徒がいた。不登校児、自ら高校に見切りをつけて大学を目指す者、親が無理矢理、高校の代…

新宿、代々木、渋谷まで

朝の新宿はいつだって通勤客で混み合う。25年前だって変わらない。変わったのは自分が働く大人になり、当時感じられなかったことが、急に身近になったり、ニュースに出てくる冤罪の痴漢事件を気にして、車内で不自然な位に両手を挙げるようになったことだろ…

高校を辞めるということ

高校を辞めるのは簡単だ。退学届、受理。実に事務的で簡単な作業が淡々と進む。少子化時代の今なら、教師も留まれと、サラリーマン根性で止めに掛かったかもしれない。私立の教師なんて、所詮サラリーマンと一緒だ。首が繋がるとなれば、生活の糧である生徒…

伸びた髪と646

髪を伸ばしたのは小学生以来だ。文京区の屋敷町で育ち、中高と私立で過ごし、兄弟人数分のお手伝いを雇っていた、という環境で育った母親にとっては、三多摩地区の環境が昔でいう差別用語にあたる川向こうの生活は屈辱だったらしい。いまでこそ、小学生の男…